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「文學界」2014年3月号 石原慎太郎

http://www.j-cast.com/2014/03/04198326.html

  元東京都知事で衆議院議員の石原慎太郎氏(81)が、雑誌インタビューで、「君が代は歌詞を変えて歌う」という内容の発言をした。都知事時代に教員に国歌斉唱を義務付けただけに、発言は波紋を呼んでいる。

   発言が出たのは、「文學界」2014年3月号で、聞き手でアイドル評論家の中森明夫さんから、皇室について考えを尋ねられたときだった。インタビューは、「芥川賞と私のパラドクシカルな関係」というテーマで行われた。

過去には「君が代って歌は嫌いなんだ」と発言

教員にも許すのか(2012年11月撮影)
教員にも許すのか(2012年11月撮影)

 

   石原慎太郎氏は、「いや、皇室にはあまり興味ないね」と答えると、次のように続けた。

「僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときはね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」

   そして、こう歌うと、周りの人たちが驚いて振り返るのだと明かした。

   さらに、皇室については、小学生のときに皇居の前で父親に「頭下げろ」と小突かれ、「姿も見えないのに遠くからみんなお辞儀する。バカじゃないか、と思ったね」とも述べた。こうした考え方について、石原氏は、「僕そんな右じゃない。真ん中よりちょっと左ですよ」と説明している。

   発言が一部で報じられると、ネット上では、疑問の声も相次いだ。「他人には強制しておきながら自分は・・・」「処分食らった人にはたまったもんじゃないな」といったものだ。

   君が代については、毎日新聞の1999年3月13日付インタビュー記事で、石原氏が都知事選候補予定者として、その立場を明かしている。「日の丸、君が代を学校の行事に強制しますか」と聞かれ、こう答えたのだ。

「日の丸は好きだけれど、君が代って歌は嫌いなんだ、個人的には。歌詞だってあれは一種の滅私奉公みたいな内容だ。新しい国歌を作ったらいいじゃないか。好きな方、歌やあいいんだよ」

 

大野純一さんは孤高で鬼才なカメラマン♪

https://twitter.com/aikoosama

このブログをはじめると同時ぐらいにツイターもはじめました。
で、この大野純一さん、もうやんなっちゃう。
なぜか、向こうからフォローして来ました。
Image81
なので、私もフォローしてみた。
それから、3、4日後、↓のツイートがあったので
Image31
↑の返事を付けてみた。
と、その1日後ぐらいにブロックですよwww
もう、心折れるというか、ドッと疲れがでるよね。
なんで、↑ぐらいでブロックするのかね。
Image91
そりゃ、いじめられますよ。
いじめられて当然www

山本太郎の「天皇の政治利用」を否定するなら、薩長の「天皇の政治利用」も否定しなきゃダメ~

つか、結論が見えてまいりました~

↓の1、2は歴史的事実です、これを否定する人はいないと思う。
1、江戸時代に天皇をマンセーする庶民は、ほぼいなかった
2、明治以後、天皇をマンセーする庶民がわらわら湧いてきた
なぜこうなったかと言えば、
薩長以後の権力者が「天皇を政治利用する」ため「天皇マンセーのマインドコントロール」を庶民にしたからです。
で、
山本太郎の「天皇の政治利用」を否定するなら、
安倍総理の「天皇の政治利用」も、
薩長の「天皇の政治利用」も否定しなければダブルスタンダード。
では、なぜ「天皇の政治利用」が可能かと言えば、
権力者が「天皇を政治利用」するため、
「明治以後、税金、政治の力、政治暴力で天皇を神に仕立てた」からです。
なので、
「天皇の政治利用」
を否定するのなら、
「明治以後、税金、政治の力、政治暴力で天皇を神に仕立てた」
ここから否定しなければなりません。

つまり、我々は、天皇を「日本の象徴」から「普通のおじいさん」に戻す作業をしなければならないのです。

そもそも天皇制は薩長が政治利用するために作った装置、あるいは虚像です。

江戸時代の庶民は天皇の存在を知りませんでした。
知っていたとしてもマンセーしていませんでした。
それを何を思ったか薩長明治政府は、
・教育勅語の強要
・御真影の強要
・↓君が代の強要
君が代は (天皇さまのご治世が)
千代に八千代に (永遠に)
さざれ石の 巌となりて (永遠に) 
苔のむすまで (永遠に)

等々で国民をマインドコントロールしたのです。

なので、
・天皇の権威の政治利用はいけない
というのなら、
それより先に、
・政治暴力(税金の力)で天皇の権威を作ってはいけない
と言うべきなのです。
それを国民の皆さんはマインドコントロールされちゃってるのか、
天皇の権威は聖徳太子の時代からあるもの風に思っちゃってるんですよね。
これが恐ろしいし暗澹たる気持ちです。

園遊会でなぜ天皇に手紙を渡してはいけないのか?

園遊会でなぜ天皇に手紙を渡してはいけないのか?
園遊会の主催者は天皇です、つまり天皇はホスト。
太郎は招待された客。
どちらが上かと言えば太郎が上。
その太郎が「読んで下さい」と差し出した手紙を天皇は憮然と秘書に渡した。
これは日本人として非礼です。礼儀に反します。
まともな日本人なら、
「お手紙ありがとうございます。後ほど読ませていただきます」
とか言うだろう。

しかし、多くの日本人は太郎を非難した。
つまり、こうです。
あれは園遊会ではないのです。
園遊会というのはウソ。
何かといえば、
天皇の権威を誇示するためのイベントです。
1、天皇は日本で一番偉い!
2、園遊会に招待された人は、天皇ほどではないが、一般国民よりかはずーと偉いですよ!
を認定、誇示するためのイベントなのです。
それを多くの日本人はおぼろげに認識している。
だから太郎を非難するのです。

山本太郎の手紙渡しを『非常識』だと思ったあなた、あなたは『マインドコントロール』されています

宮内庁の園遊会のページ
には、
>親しくお話しになっています。
と、書いてあります。
これはウソです。
園遊会ではないのです。
・天皇は偉いのだ。その天皇に呼ばれた君たちは天皇よりかは偉くないけど一般国民よりかは偉いのだよ
をアピールするパフォーマンス、イベントなのです。
・園遊会だから天皇と親しく出来るのだ
とお手紙を渡した山本太郎に
天皇は憮然とします。
これは園遊会ではありません。
その気になって親しくなってはいけないのです。
園遊会ではなく、天皇の存在をアピールするパフォーマンス、イベントだからです。

みなさん、目を覚まして下さい。
なぜ、こんな茶番に皆さんは付き合うのですか?
天皇はただのお爺さんにすぎません。
早く目を覚まして下さい。

陛下に手紙「政治利用」か? 山本太郎議員の処分検討

2013年11月2日08時01分 朝日新聞デジタル
 山本太郎参院議員が10月31日の秋の園遊会で、天皇陛下に手紙を渡したことが波紋を呼んでいる。参院議院運営委員会は山本氏を聴取し、処分の検討に入った。閣僚や与野党から「政治利用だ」との批判も巻き起こる。山本氏は「思いを伝えたかった」と政治利用の意図を否定するが、政治と天皇のかかわり方が改めて問われそうだ。

 「天皇陛下とコミュニケーションをとる素晴らしい機会と思った。原発事故による子どもの健康被害や事故の収束作業にあたる作業員の健康状態を知ってもらいたかった」

 山本氏は1日、参院議院運営委員会で、陛下に手紙を渡した動機を聞かれ、こう説明した。政治利用との指摘も否定した。

 聴取後、自民党の水落敏栄筆頭理事は「納得できなかった。処分を検討しなければならない」と語った。

 政府や与野党からは山本氏批判の大合唱があがる。

 保守系の下村博文文部科学相は1日の会見で「議員辞職ものだ」。日本維新の会の山田宏衆院議員が1日の衆院委員会の質疑で「非常識で憤慨にたえない」と主張すると、議員から「不敬罪だ」とヤジが飛んだ。

 共産党の志位和夫委員長は「憲法上『国政に関する権能を有しない』存在の天皇に政治的対応を求めるのは、憲法を知らない者の行動だ」と指摘。みんなの党の渡辺喜美代表は「脱原発は国会で議論すべき話。政治的パフォーマンス以外の何ものでもない」と切って捨てた。

 ただ、皇室の政治利用をめぐる議論は絶えない。時の政権が天皇の公的行為を使って問題の打開を図るような事例が起きた。そのたびに、なし崩し的に皇室の活動を広げ、政治利用に道を開くことを懸念する声があがってきた。

 今年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会への高円宮妃久子さまの出席を、下村文科相らが宮内庁に強く働きかけた。今年4月に安倍政権が主催した「主権回復の日」式典では、閉会後に天皇・皇后両陛下が退出する際、会場から「天皇陛下万歳」のかけ声が起き、壇上の安倍晋三首相も万歳をした。

 民主党政権時代の2009年には、鳩山内閣が天皇陛下と来日した習近平(シーチンピン)・中国国家副主席(当時)との会見を慣例に反する形で実現させた。

 こうした際には国会は、天皇陛下や皇室に働きかけた政治家たちの「処分」は検討していない。山本氏は1日の参院議運委の出席後、記者団に語った。「僕が政治利用で裁かれるなら、他のことも協議される必要がある」

■宮内庁「迷惑きわまりない」

 山本氏が「知らなかった」というルールとは何か。

 宮内庁から園遊会招待者に送られる案内には、会場の東京・赤坂御苑の地図の裏に「(天皇皇后両陛下や皇族方が)お廻(まわ)りの際の写真撮影は御遠慮願います」などの注意書きがあるが、「物品を渡さないように」などの事項はない。

 だが宮内庁幹部は「わざわざ注意するまでもないこと。(山本氏の行為は)迷惑きわまりない」。別の幹部は「国政の権能を有しないと憲法に明記されている天皇に、原発事故の現状を訴えるというのは、明らかな政治利用だ」と話す。

 ただ、「政治利用」のプロセスに宮内庁自体も無関係でない。4月の「主権回復の日」記念式典や9月のIOC総会には、両陛下や皇族が政権の意向や要望に沿った形で出席。IOC総会について風岡典之長官は「苦渋の決断だった」と語っていた。

 山本氏が天皇陛下に手渡した手紙は、そばにいた川島裕侍従長が引き取った。その手紙がどうなったかについて、宮内庁は「お答えできない」としている。

なんだよw 共産党は反日やめたんかよ?www

太田光、山本太郎議員に「そういう感受性を持たない人間に何ができるか」

10月31日に行なわれた秋の園遊会で、参議院議員の山本太郎氏が天皇陛下に直接手紙を渡したことについて、閣僚や与野党から様々な声が上がっている。また、この騒動には一部芸能人も見解を示しており、2日夜には情報番組「情報7days ニュースキャスター」(TBS系)でビートたけしが「どういう神経してるんだろ。オレ、パフォーマンスだと思ったもんね。ちょっと失礼は失礼だよね」などと苦言を呈していた。

そんな中、3日放送のTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」では、爆笑問題の太田光が自身の考えを語っている。

太田はまず「これは、もう本当に難しい問題だし、言うのもなかなか気を使うところがあるんですけど…」と前置きしつつ、「思想や国粋主義だとか、右翼だとか左翼だとか、そういうことに関わらずですよ。歴史なんですよ、陛下っていうのはね」と自身にとっての「天皇陛下」を語った。

その上で、山本議員を評して「(歴史に)対しての畏れっていうのは、そういう感受性を持ってない人っていうのは…俺は、原発の問題にしろ何にしろ、そういう感受性を持たない人間に何ができるか、という気がするのね」と発言。さらに山本議員の行動については「人がすごく大切にしている物を、別に傷つけたわけではないかもしれないけれども、直接手渡しするみたいな行為は。例えば神社で、(伊勢神宮の)式年遷宮やってますよね。ああいう伝統的なものの中で、バカッターみたいにさ、パンツ脱いでとかっていうことをやらないじゃないですか」「それは感受性だと思うんですよ」と語り、天皇陛下への畏敬の念がないものと断じている。

また、太田は「今の陛下は、3.11の後もいち早く国民に向けてメッセージ出されましたし。僕はあれを見て、初めてだったんですよ、目が合ったっていうのね、カメラに向けて。その時に感動したんですよ」と話し、東日本大震災をきっかけに、改めて天皇陛下に尊敬の念を感じたことを明かしている。

続けて、「陛下は震災のあと何度も被災地に足を運んで、避難所でひざまずいて皆さんに握手して、福島にも行ってます」「放射能が危ないって言ってる所に陛下が来られるってことで、どれほどの人たちが勇気づけられるか。だって国が許すわけないじゃないですか、そんな所に行かすの」「でも『自らが行くことによって』ていうのを、かなりの使命感をもってやられている」などと語り、震災後の天皇陛下は「決死の覚悟」で行動されていたことと推測したという。

そういった経緯を踏まえた上で「だから、もし山本太郎がそのことを感じずにいたとすると、この(手紙を手渡すという)行為は、おそらくそれを感じない人の行為のような気がするのね」と、天皇陛下の覚悟を理解せず、敬っていないからできる行為だと締めくくった。
2013年11月05日14時40分 ライブドアニュースより

園遊会手紙問題:山本氏聴取 「政治利用」辞職要求相次ぐ

 毎日新聞 2013年11月01日 21時42分(最終更新 11月02日 00時19分)

参院議院運営委員会臨時理事会での事情聴取を終え、記者の質問に答える山本太郎議員(中央)=国会内で2013年11月1日午後0時6分、藤井太郎撮影

参院議院運営委員会臨時理事会での事情聴取を終え、記者の質問に答える山本太郎議員(中央)=国会内で2013年11月1日午後0時6分、藤井太郎撮影

 山本太郎参院議員(無所属)が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した問題は1日、岩城光英参院議院運営委員長が山本氏を国会内に呼び事情を聴くなど波紋を広げた。与野党から「皇室の政治利用に抵触する可能性がある」との批判が相次ぎ、自ら議員辞職しない場合は議員辞職勧告決議案の提出を検討すべきだとの意見も出た。参院議運委は何らかの処分を検討しているが、前例のない行為だけに法的根拠をどこに求めるかなど対応に苦慮。5日に改めて理事会を開き協議する。

 参院議運委理事会では、山本氏の行為に対し、自民党が「極めて非常識な行為だ。天皇の政治利用との批判を受ける可能性もある。何らかの対応を検討する必要がある」と主張。これに対し、同調する意見があった一方で「(処分する場合)法的根拠や手続きの進め方は協議したい」「憲法に定めた『懲罰』には当たらない」といった慎重意見も出た。

 憲法は天皇を「国民統合の象徴」と定めるとともに「国政に関する権能を有しない」と明示しているが、何を「政治利用」と見なすか明確な基準があるわけではない。

 過去には、自民党政権下の1973年に防衛庁長官が、面会の際に昭和天皇が「国の守りは大事。しっかりとやってほしい」と発言したと語って政治問題化し、辞任に追い込まれたことがある。ただ、山本氏のケースは質的に異なる。

 園遊会は天皇、皇后両陛下が主催して各界の功労者をねぎらい励ます場で、招待客が手紙を渡すのは宮内庁にとって、そもそも想定外の出来事。同庁幹部は「陛下の意見を求めたりしているわけではないので『政治利用』とまでは言えないかもしれないが、皇室の行事を利用して自らの主張を広めようとする非常識な行為だ」と話す。

 一方、憲法は「衆参両院は、院内の秩序をみだした議員を懲罰することができる」と規定している。秩序をみだすとは一般的に「正当な理由なく本会議や委員会に欠席」「議院の体面を汚した」などを指す。山本氏のケースが懲罰の対象になるか議論が分かれそうだ。自民党幹部は山本氏のケースについて「懲罰については法律上の問題もあり、精査が必要だ」と語る。

横田耕一九州大名誉教授(憲法学)は、今回の山本氏の行動について「天皇の権威を利用しようという意図があると言われても仕方がない」と指摘。山本氏が福島第1原発事故の被害状況を天皇陛下に知ってほしかったなどと説明していることについて「国会こそが『国権の最高機関』であり、本来は国会議員である自分たちが、国会の中で議論すべきことだ」と語った。【影山哲也、長谷川豊、小泉大士】

秋の園遊会:山本太郎議員、天皇陛下に手紙 「想定外」に参院苦慮 政治利用、明確な基準なく

毎日新聞 2013年11月02日 大阪朝刊

 山本太郎参院議員(無所属)が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した問題は1日、岩城光英参院議院運営委員長が山本氏を国会内に呼び事情を聴くなど波紋を広げた。与野党から「皇室の政治利用に抵触する可能性がある」との批判が相次ぎ、自ら議員辞職しない場合は議員辞職勧告決議案の提出を検討すべきだとの意見も出た。参院議運委は何らかの処分を検討しているが、前例のない行為だけに法的根拠をどこに求めるかなど対応に苦慮。5日に改めて理事会を開き協議する。(5面に「動2013」)

 参院議運委理事会では、山本氏の行為に対し、自民党が「極めて非常識な行為だ。天皇の政治利用との批判を受ける可能性もある。何らかの対応を検討する必要がある」と主張。これに対し、同調する意見があった一方で「(処分する場合)法的根拠や手続きの進め方は協議したい」「憲法に定めた『懲罰』には当たらない」といった意見も出た。

 憲法は天皇を「国民統合の象徴」と定めるとともに「国政に関する権能を有しない」と明示しているが、何を「政治利用」と見なすか明確な基準があるわけではない。

 過去には、自民党政権下の1973年に防衛庁長官が、面会の際に昭和天皇が「国の守りは大事。しっかりとやってほしい」と発言したと語って政治問題化し、辞任に追い込まれたことがある。ただ、山本氏のケースは質的に異なる。

 園遊会は天皇、皇后両陛下が主催して各界の功労者をねぎらい励ます場で、招待客が手紙を渡すのは宮内庁にとって、そもそも想定外の出来事。同庁幹部は「陛下の意見を求めたりしているわけではないので『政治利用』とまでは言えないかもしれないが、皇室の行事を利用して自らの主張を広めようとする非常識な行為だ」と話す。

 一方、憲法は「衆参両院は、院内の秩序をみだした議員を懲罰することができる」と規定している。秩序をみだすとは一般的に「正当な理由なく本会議や委員会に欠席」「議院の体面を汚した」などを指す。山本氏のケースが懲罰の対象になるか議論が分かれそうだ。自民党幹部は山本氏のケースについて「懲罰については法律上の問題もあり、精査が必要だ」と語る。

横田耕一九州大名誉教授(憲法学)は、今回の山本氏の行動について「天皇の権威を利用しようという意図があると言われても仕方がない」と指摘。山本氏が福島第1原発事故の被害状況を知ってほしかったなどと説明していることについて「国会こそが『国権の最高機関』であり、国会議員である自分たちが、国会の中で議論すべきことだ」と語った。【影山哲也、長谷川豊、小泉大士】

猪瀬知事会見ダイジェスト:法人住民税の国税化/山本参院議員の手紙 /東京

毎日新聞 2013年11月02日 地方版

 ◇地方分権に逆行。冗談じゃない→法人住民税の国税化
 ◇あまり意味ないことをやった→山本参院議員の手紙
 ◆総務省の検討会が地方法人課税について、消費税率引き上げに合わせて当然撤廃されるべき法人事業税の暫定措置の継続や、法人住民税の一部国税化が必要との報告書を公表した。都としては承服しがたい。都市と地方の財政力格差を過大に演出して地方の貴重な財源を国税化するというのは、霞が関の権限集中を助長するのに他ならず、地方分権に逆行する。全く理解できない。冗談じゃない。

 −−地方の賛同がない中で、都が反対して止められるのか。

 ◆人口1人当たりの一般財源で見れば、東京都は全国37位で、東京に財源が集中しているという事実は当たらない。まずは自治体が経営体としてどういう経営努力をするかが問われねばならない。

 −−今国会でカジノ解禁の法案提出の動きがある。

 ◆カジノができれば消費空間として新しい市場ができる。パチンコは駅前でジャージー着てやってればいいけど、カジノはおしゃれして行く社交場で、周辺に劇場やホテルもできるだろう。東京で想定されるとしたら、船の科学館のそばに豪華客船のふ頭がいずれできるので、そういうお客さんも楽しめる。法律が早く通れば2020年五輪に間に合う。

 −−伊豆大島の土石流被災者が都の教職員住宅に入れることになったが、大島町長は「コミュニティーを守りたい」と仮設住宅を都や国に求めている。

 ◆体育館にいたままだと大変でしょ? 仮設も1カ月じゃできないことがあるから、教職員住宅に入るのが最初の安心。今後どういうふうにするか、仮設よりも実際に(住宅を)造った方が早いんじゃないかとか、いろんな考え方がある。積極的に支援したい。

 −−山本太郎参院議員が園遊会で天皇陛下に手紙を渡した。

 ◆あまり意味のないことをおやりになったと思う。政治的な権限が皇室にないわけだから、渡しても仕方ないでしょ。山本さんという人は、そういうところ無知だったんじゃないですか。(1日)

動2013:国会ゴタゴタ

 

毎日新聞 2013年11月02日 東京朝刊

参院議院運営委員会臨時理事会での事情聴取後、退出する山本太郎議員=国会内で2013年11月1日、藤井太郎撮影
参院議院運営委員会臨時理事会での事情聴取後、退出する山本太郎議員=国会内で2013年11月1日、藤井太郎撮影

 ◇山本太郎氏非難 「議員辞職もの」「テレビを意識」

 7月の参院選東京選挙区で「脱原発」を訴え、無所属ながら66万票余りを獲得した山本太郎参院議員が、原発でつまずいた。10月31日の秋の園遊会で、天皇陛下に東京電力福島第1原発事故の被害に関する手紙を渡したことに対し1日、与野党問わず「天皇の政治利用」と批判が噴出。山本氏に議員辞職を求める声も広がった。

 参院議院運営委員会の岩城光英委員長は山本氏を国会に呼び、与野党の筆頭理事とともに約15分間、事情を聴取。出席者によると、山本氏は「天皇陛下にお会いできるので、子どもの健康被害や作業員の健康状態を知っていただきたかった」と釈明したが、それ以上の説明はなし。自民党の水落敏栄筆頭理事は「質問に答えていない。遺憾だ」といらだちを隠さなかった。

 原発の再稼働や海外輸出を進める安倍政権にとって、世論への発信力のある山本氏は煙たい存在。下村博文文部科学相は1日の記者会見で「議員辞職ものだ。安易に看過してはならない」と明言した。

 参院選東京選挙区で議席を獲得できなかった民主党の山本氏への風当たりの強さは、ある意味で自民党以上。参院議運委の前川清成筆頭理事は事情聴取後、「山本さんは園遊会でテレビカメラを認識していた。『騒ぎになるとは思わなかった』というのはウソの説明だ」と決めつけた。

 ただ、実際に国会が山本氏をどう処分するかは難しい問題だ。自民党の脇雅史参院幹事長は1日午後の記者会見で「政治家は有権者から選ばれた重たい身分。よほどのことがない限り、(出処進退は)本人に委ねるのが一番いい」とやや軟化した。「世が世なら不敬罪だ」(自民党幹部)という的外れな議論は収まりつつある。

 ただ、当の山本氏はこの日、政府が4月に実施した「主権回復」式典を念頭に、「政府主催のイベントで『天皇陛下、万歳』という言葉を使うこと、そういう場に陛下を招くことも政治利用になりかねない」と記者団に語るなど、自身の正当性を改めて強調してみせた。

 ◇「徳田氏、自発的辞職を」 首相周辺の本音

 山本太郎参院議員の手紙問題に隠れる格好になったが、東京・永田町の衆院第1議員会館内にある自民党の徳田毅衆院議員の事務所が1日、昨年12月の衆院選を巡る公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部の家宅捜索を受けた。医療法人「徳洲会」による運動員の買収に、徳田氏自身が関与したかが焦点になる。

菅義偉官房長官は1日の記者会見で「たいへん残念だ」と述べるにとどめた。徳田氏は今国会にほとんど姿を見せておらず、同氏に近い自民党幹部も「ときどき電話をかけることしかできない」と歯切れが悪い。首相周辺からは「自発的に議員辞職してほしい」との声も漏れる。

 一方、日本維新の会のアントニオ猪木参院議員は1日午前、参院議院運営委員会理事会が認めなかったのに、羽田空港から北朝鮮に出発した。同委は5日にも、処分を含め対応を検討する。同党の松野頼久国会議員団幹事長は「帰って来たら事情を聴く」とお手上げ状態。みんなの党の渡辺喜美代表は1日の記者会見で「国会侮辱罪という罪があれば、それだ」とかみついた。

秋の園遊会:「陛下に手紙」波紋 「政治利用」山本太郎氏に批判 参院議運、処分検討 根拠は不明確

毎日新聞 2013年11月02日 東京朝刊

 山本太郎参院議員(無所属)が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した問題は1日、岩城光英参院議院運営委員長が山本氏を国会内に呼び事情を聴くなど波紋を広げた。与野党から「皇室の政治利用に抵触する可能性がある」との批判が相次ぎ、自ら議員辞職しない場合は議員辞職勧告決議案の提出を検討すべきだとの意見も出た。参院議運委は何らかの処分を検討しているが、前例のない行為だけに法的根拠をどこに求めるかなど対応に苦慮。5日に改めて理事会を開き協議する。(5面に「動2013」)

 参院議運委理事会では、山本氏の行為に対し、自民党が「極めて非常識な行為だ。天皇の政治利用との批判を受ける可能性もある。何らかの対応を検討する必要がある」と主張。これに対し、同調する意見があった一方で「憲法に定めた『懲罰』には当たらない」といった慎重意見も出た。

 憲法は天皇について「国政に関する権能を有しない」と明示しているが、何を「政治利用」と見なすか明確な基準があるわけではない。

 過去には、自民党政権下の1973年に防衛庁長官が、面会の際に昭和天皇が「国の守りは大事。しっかりとやってほしい」と発言したと語って政治問題化し、辞任に追い込まれたことがある。ただ、山本氏のケースは質的に異なる。

 園遊会は天皇、皇后両陛下が主催して各界の功労者をねぎらい励ます場で、招待客が手紙を渡すのは宮内庁にとって、そもそも想定外の出来事。同庁幹部は「陛下の意見を求めたりしているわけではないので『政治利用』とまでは言えないかもしれないが、皇室の行事を利用して自らの主張を広めようとする非常識な行為だ」と話す。

 一方、憲法は「衆参両院は、院内の秩序をみだした議員を懲罰することができる」と規定している。秩序をみだすとは一般的に「正当な理由なく本会議や委員会に欠席」「議院の体面を汚した」などを指す。自民党幹部は山本氏のケースについて「懲罰は法律上の問題もあり、精査が必要だ」と語る。

 横田耕一九州大名誉教授(憲法学)は、今回の山本氏の行動について「天皇の権威を利用しようという意図があると言われても仕方がない」と指摘。山本氏が福島第1原発事故の被害状況を天皇陛下に知ってほしかったなどと説明していることについて「国会こそが『国権の最高機関』であり、本来は国会議員である自分たちが、国会の中で議論すべきことだ」と語った。【影山哲也、長谷川豊、小泉大士】

園遊会手紙問題:山本氏聴取 「政治利用」辞職要求相次ぐ

毎日新聞 2013年11月01日 21時42分(最終更新 11月02日 00時19分)

参院議院運営委員会臨時理事会での事情聴取を終え、記者の質問に答える山本太郎議員(中央)=国会内で2013年11月1日午後0時6分、藤井太郎撮影
参院議院運営委員会臨時理事会での事情聴取を終え、記者の質問に答える山本太郎議員(中央)=国会内で2013年11月1日午後0時6分、藤井太郎撮影

 山本太郎参院議員(無所属)が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した問題は1日、岩城光英参院議院運営委員長が山本氏を国会内に呼び事情を聴くなど波紋を広げた。与野党から「皇室の政治利用に抵触する可能性がある」との批判が相次ぎ、自ら議員辞職しない場合は議員辞職勧告決議案の提出を検討すべきだとの意見も出た。参院議運委は何らかの処分を検討しているが、前例のない行為だけに法的根拠をどこに求めるかなど対応に苦慮。5日に改めて理事会を開き協議する。

 参院議運委理事会では、山本氏の行為に対し、自民党が「極めて非常識な行為だ。天皇の政治利用との批判を受ける可能性もある。何らかの対応を検討する必要がある」と主張。これに対し、同調する意見があった一方で「(処分する場合)法的根拠や手続きの進め方は協議したい」「憲法に定めた『懲罰』には当たらない」といった慎重意見も出た。

 憲法は天皇を「国民統合の象徴」と定めるとともに「国政に関する権能を有しない」と明示しているが、何を「政治利用」と見なすか明確な基準があるわけではない。

 過去には、自民党政権下の1973年に防衛庁長官が、面会の際に昭和天皇が「国の守りは大事。しっかりとやってほしい」と発言したと語って政治問題化し、辞任に追い込まれたことがある。ただ、山本氏のケースは質的に異なる。

 園遊会は天皇、皇后両陛下が主催して各界の功労者をねぎらい励ます場で、招待客が手紙を渡すのは宮内庁にとって、そもそも想定外の出来事。同庁幹部は「陛下の意見を求めたりしているわけではないので『政治利用』とまでは言えないかもしれないが、皇室の行事を利用して自らの主張を広めようとする非常識な行為だ」と話す。

 一方、憲法は「衆参両院は、院内の秩序をみだした議員を懲罰することができる」と規定している。秩序をみだすとは一般的に「正当な理由なく本会議や委員会に欠席」「議院の体面を汚した」などを指す。山本氏のケースが懲罰の対象になるか議論が分かれそうだ。自民党幹部は山本氏のケースについて「懲罰については法律上の問題もあり、精査が必要だ」と語る。
横田耕一九州大名誉教授(憲法学)は、今回の山本氏の行動について「天皇の権威を利用しようという意図があると言われても仕方がない」と指摘。山本氏が福島第1原発事故の被害状況を天皇陛下に知ってほしかったなどと説明していることについて「国会こそが『国権の最高機関』であり、本来は国会議員である自分たちが、国会の中で議論すべきことだ」と語った。【影山哲也、長谷川豊、小泉大士】

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秋の園遊会:手紙問題 山本氏から聴取 参院議運、処分検討へ

毎日新聞 2013年11月01日 中部夕刊

 参院議院運営委員会は1日午前の理事会で、山本太郎参院議員(無所属)が10月31日の秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した問題について協議した。岩城光英委員長はこの後、山本氏を国会内に呼び事情を聴取した。議運は5日に再度理事会を開き、何らかの処分を出すことを含め対応を検討する。

 聴取を終えた山本氏は「手紙を渡すことがルールに反しているという意識はなかった。天皇の政治利用にはなっていないと思う。議会のお沙汰や意見は受け止める」と語った。

 与野党からは「皇室の政治利用に抵触する可能性がある」と問題視する声が相次いでおり、自民党の脇雅史参院幹事長は1日の党役員連絡会で、山本氏が辞職しない場合は辞職勧告決議案の提出を検討すべきだと語った。民主党の松原仁国対委員長も「議員辞職すべきだとの意見には非常に共感する」と述べた。同日の閣議後の記者会見では、下村博文文部科学相が「議員辞職ものだ。まさに政治利用そのものだ。安易に看過することがあってはならない」と厳しい対応を求めた。【影山哲也、福田隆】

園遊会手紙問題:山本議員「ルール違反の意識なかった」

毎日新聞 2013年11月01日 12時56分(最終更新 11月01日 13時15分)

参院議院運営委員会臨時理事会での事情聴取後に記者の質問に答え、退出する山本太郎議員(中央)=国会内で2013年11月1日午後0時8分、藤井太郎撮影
参院議院運営委員会臨時理事会での事情聴取後に記者の質問に答え、退出する山本太郎議員(中央)=国会内で2013年11月1日午後0時8分、藤井太郎撮影

 参院議院運営委員会は1日午前の理事会で、山本太郎参院議員(無所属)が10月31日の秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した問題について協議した。岩城光英委員長はこの後、山本氏を国会内に呼び事情を聴取した。議運は5日に再度理事会を開き、何らかの処分を出すことを含め対応を検討する。

 聴取を終えた山本氏は国会内で記者団に、「手紙を渡すことがルールに反しているという意識はなかった。天皇の政治利用にはなっていないと思う。議会のお沙汰や意見は受け止める」と語った。

 与野党からは「皇室の政治利用に抵触する可能性がある」と問題視する声が相次いでおり、自民党の脇雅史参院幹事長は1日、党役員連絡会で、山本氏が辞職しない場合は辞職勧告決議案の提出を検討すべきだと語った。民主党の松原仁国対委員長も「許されない。議員辞職すべきだとの意見には非常に共感する」と述べた。

 1日の閣議後の記者会見では、下村博文文部科学相が「議員辞職ものだ。まさに政治利用そのものだ。安易に看過することがあってはならない」と参院での厳しい対応を求めた。谷垣禎一法相は「憲法上、天皇は国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない。参院議員が訴状を提出すれば、天皇陛下を国政に引きずり込むようなことになりかねない」と指摘。古屋圭司国家公安委員長は「国会議員として常軌を逸した行動だ。国民の皆さんも許されざる行為だと怒りを持ってみているのではないか」と語った。【影山哲也、福田隆】

遊会手紙問題:下村文科相「山本氏は議員辞職ものだ」

毎日新聞 2013年11月01日 11時25分(最終更新 11月01日 13時16分)

 参院議院運営委員会は1日午前の理事会で、山本太郎参院議員(無所属)が10月31日の秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した問題について協議した。与野党からは「皇室の政治利用に抵触する可能性がある」と問題視する声が出ており、何らかの処分をすることを含め対応を検討している。

 一方、1日の閣議後の記者会見では、山本氏の行動に批判が相次いだ。下村博文文部科学相は「議員辞職ものだ。まさに政治利用そのものだ。安易に看過することがあってはならない」と参院での厳しい対応を求めた。

 谷垣禎一法相は「憲法上、天皇は国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない。参院議員が訴状を提出すれば、天皇陛下を国政に引きずり込むようなことになりかねない」と指摘。古屋圭司国家公安委員長は「国会議員として常軌を逸した行動だ。国民の皆さんも許されざる行為だと怒りを持ってみているのではないか」と語った。

 新藤義孝総務相は「皇室へのマナーとして極めて違和感を覚える。新人とはいえ、国会議員になったのであれば自覚を持ってほしい」と反省を促した。

 山本氏は10月31日の記者会見で、「原発労働者らの現状を陛下に伝えたかった」などと説明している。【影山哲也、福田隆】